電力が逼迫

暑さについてのポイントを整理してみた。

その1 気象庁が沈黙
夏型の気圧配置になって今日で3日目、連日の猛暑であるが気象庁は梅雨明け宣言しなかった。
理由は簡単で早すぎるということだ。つまり太平洋高気圧の勢力はそこまで長く維持できずに7月上旬に再び後退、今日は消えていた梅雨前線が復活して太平洋上に降りてくる。実はどこかの天気予報でこれに触れていて長期予報では7月は平年並みの雨量と気温という。多分ご自慢のスーパーコンピュータが算出したのだろう。7月に平年並みというのは雨量は多いということだ。
後で雨が降って「梅雨明けしたのではないのか」とアホが苦情の電話をするのを阻止したいがための策なのだろう。
尼崎市にもUSB事件で苦情の電話というのがニュースになったが、この手の問い合わせではない苦情を言いまくるのは、犯罪ではないかと思っている。

その2 殺人的な暑さというのに
テレビのニュースでは観光地や遊園地、プールはたくさんの人出である。つまり健康を害すような暑さではないということだ。それじゃあテレビであれだけ熱中症対策をしつこく言っているのは誰のためなのか。
なんといっても、ポイントなのはコロナ感染者が増えているということだ。気温はウィルスには関係ないらしい。あとは浮かれた人たちが次々に感染していき子どもたちが夏休みに入る頃には、もしくはお盆ウィークの後にはそれなりの感染者数と生活の制限がかかるのではないか。
暑い暑いと浮かれて外出してアイスやかき氷をニコニコしながらほうばっている場合ではない。

その3 電力注意報
予測はされていたがまさかの6月中に発令。こちらは暑さに連動した結果だな。突き詰めていけばなぜ6月にこんなに暑くなったかと言えば温暖化、電力が足りなくなるからとまた燃料を燃やして発電、さらに温暖化が進むというスパイラル。そんなことは何十年も言われていることなのに何も学習していない。役人や議員は金儲けが最優先だから暑かろうが寒かろうがどうでもいいのである。そんな奴らが「無理がない程度に節電」と呼びかけるのを見ると心底ムカつくのである。
もし、本気でナントカしたいのなら超法規的措置原発をフル稼働するしかない。
それをしようとしないのは、原発を無理に動かしても旨味はない、燃料をガンガン燃やしたほうが儲かるのだろうね。彼らの価値観はそれが基準のようだ。