不明者捜索は「長期戦」へ

知床遊覧船遭難事故、いろいろ報道されてきたが一番驚いたのは1ヶ月経ってから道警や自衛隊などと協力して実施した大規模な捜索という話。
おいおいもう一ヶ月経っているじゃないか。船が沈むほどの波風や潮流が厳しい海に同じところに死体が浮いているわけがない。そもそも一ヶ月経てば死体は白骨化して沈んでいるはずで、船で探して見つかるはずもない。多額の血税を使った大規模な捜索は科学的根拠があったのだろうか。どうせやるなら事故後数日で知床東側で死体が見つかったとき。あのときに国後島までの近海で大規模捜索をすべきだった。潮流から考えてあのタイミング以外に考えられない。
その後国後島で死体らしきものが上がったというニュースでジ・エンド。もう死体は知床付近にはいないということになった。それなのに更に2週間も経ってから大規模捜索というのはいかにもである。科学というよりは自分たちのアリバイ作りのための捜索という気がする。なぜあのとき、死体が見つかり出したときに陸海空で大規模捜索をしなかったのか、判断や行動の遅さに疑問なのである。

山梨県道志村小学生死亡事件、行方不明ではなく死亡と確認された。こちらは事件発生当時大規模な山狩りをしたはずなのに何一つ見つけられず、3年経って次々に遺品が見つかり死亡確認された。骨の断片より死体のほうがはるかに大きく見つけやすい。にも関わらず今さら断片が見つかるという不自然さ。さらに子供が歩いて行ける範囲でもないという。
隠れた新事実がない限り殺されて山中に埋められたと考えるほうが自然である。見つかった場所から考えて地元の地理に詳しい者の犯行だと感じている。当初に話題となった犯人母親説も全否定された訳では無いがもし母親が関与しているとすれば共犯者がいることになるだろう。こちらの捜査も長期戦のようだ。