オンライン授業に格差 保護者の不満

パソコンとインターネットがあれば何でもできるとまだ本気で思っている人がたくさんいる。リモートワークは実用に近づいているが、基本的にワークは計算や文書作成が中心だ。プログラミングなどはリモートワークではなくそもそも自宅や専用オフィスでやるものでリモートとは言えないね。
つまり、学校の授業をリモートでしようというのは子どもたちに経理計算や文書作成やプログラミングをしてもらおうということなのか。
ところが、実際のリモート授業風景をみるとMSやgoogleの会議アプリのmeetやzoomを使ってのテレビ電話をしているだけではないか。そもそも業務用の会議アプリでなんとかなると思うところに無理があるし。他にも単発的にみんなで共通の黒板に何かを書き込んだり貼り付けたりということもできるとあるが、それを使って35人でどんな算数や国語や理科ができるのか。社会も文科省も学校をバカにしているんだよね。「どうせたいしたことやってない」と思っているから、meetやzoomなんだよね。テレビ電話ができればナントカなると思っているから。
すでに学校じゃなくて通信教育会社と同じだと思っている。通信教育で卒業資格が取れるからリモートでも授業成立と逆算しているだけだ。もちろん通信教育は週に1回2回の登校、体育などの授業をやっている。通信だから通信だけでなんとかなるとは思っていない。さらに通信では自宅学習でもテストやレポートを課して合格しなければ単位はやらない。それほど厳しいハードルではないにしてもテストで赤点、レポート未提出では単位はもらえない。それじゃその制度をそのまま小中学校に持っていけるか。
結局休校措置として臨時運用と言い訳するだろうが、授業日数にカウントされて教科書は進んでいくのである。もともと学校に行きたくなかった不登校の子供には朗報、寝っ転がっているだけで出席になり単位がもらえる。内申書にも欠席日数が響かない。
子どもたちは勉強するとパソコンを開いてゲーム性の高い教育アプリに夢中である。これまでは自習時間は本を読んだり絵を書いたりと言うのが一般的だったが今は9割以上がパソコンの画面を見ているそうだ。学校では禁止しているそうだが裏技を使うと会議アプリでラインのような通話も可能だそうで。こうなると小中学生がLEDの画面を見ている時間は1日どのくらいになるのか。
数年後の子どもたちの新しい病気や障害が話題になることは間違いないだろう。アホな大人たちはパソコンとインターネットは万能の神だと子どもたちに合法麻薬を与えて目や神経がボロボロになるのを黙って見ているつもりらしい。