授業は自宅でオンライン学習、でも給食は学校で?
大阪市教育委員会は21日、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が出た場合の市立小中学校などの運営方法を発表した。
という間抜けなニュースがヘッドラインを踊る。
前回の反省から、より強い対策を取らなければならない。
聖域だった学校も何かしらしないと、と役人は考えたわけだ。
そこで今流行りのリモートで、となるわけなんだけど。
ここまでは相当アホな公務員でもすぐに発想できる。
ここで問題にぶつかる。
前々回の学校休業のときに大問題になったのが給食をめぐる業者のお金の話。
生産も卸も一度契約してしまえば黙っていても定数の注文が入るわけで打出の小槌みたいなものだった。
ところが学校休業になった瞬間に立ち行かなくなったわけで、スーパーに安く流すくらいの対策しかない。
黙っていても自動的に大量の食材が流れるわけで、多少の曲がったきゅうりなどの流通には乗っからないものも卸されていたに違いない。
だから給食で買ってくれないとなれば、途端に困ってしまうわけで。
あの給食をめぐるすったもんだはもうたくさん、とばかりに給食のために登校という発想になる。
本来感染リスクは食事の時が一番高いと散々言われてきたのにねえ。
お金のほうが子どもたちの感染リスクより大事、という役人の発想が露呈してしまった。
さらにすごいのがそれを正しい判断とばかりに報道発表である。
炎上すると思わなかったところが、地方のイモ役人というところだな。
さらにあとから「給食を持って帰る。」という案も飛び出した。
だったら最初からリモートなどと小細工しないで普通に授業をやればいい。
まさに「船頭多くして船山に上る」だな。
彼らには「三遍回って煙草にしょ」と言いたい。(笑)