12月である。

体調悪く職場を早退、かかりつけの病院へ行く。
仕事柄、もしくは行動歴をみても、コロナの市中感染の可能性は極めて低い。発熱なく医師は酸素飽和度を2回測定した。結論は風邪だな。咳止めや痰切りの薬を処方される。

帰り道に薬局近くのスーパーによる。レジで驚いたのが『レジ袋無料』の張り紙だった。時代に逆行なのか、それとも最先端なのか。他の店ではいちいち「レジ袋いりますか」と聞かれる。いくつかのスーパーはレジ手前にレジ袋の販売コーナーがある。どちらにしろレジ袋の有料化はスーパーにとっては手間と時間の浪費にしか過ぎない。得をしているのは自然環境ということになるのだろうけど、今の日本の現状でレジ袋がそんなに環境負荷を招いているとはどうしても思えないのである。

先輩に誘われて焼き鳥屋で一杯飲むことになった。カウンター席もテーブル席も満席ではなく1席以上の隙間が確保されていた。私らの座った隣の隣に20代後半と思われる男女4人組、この人達の声が大きい。特に女性の甲高い声が店内に響く。コロナ騒ぎになってから1年半、たいして外食などしていないが、こんな大声を食事場所で聞いたのは久しぶりである。こういうアホが感染を広めて飲食店を疲弊させたのであろう。犯人を見つけた気分になった。

ちゃんとした焼き鳥屋で焼き鳥を食べるなんて何年ぶりだろうか。いつも半額シールの貼ったパックに入った焼き鳥をレンジでチンしている。炭火で焼きたての焼き鳥などここ数年夢の夢だった。(笑)
大好きなレモンサワーを頼む。置かれたレモンサワーは外観は透明、飲んでみるとレモンの味がしない。店員に「このサワーにレモン入っているか」と問いただすと「入っています」と即答。確認のため残りを飲んでみるとかすかにレモンの酸っぱさを感じることはできたが、そもそも炭酸水は化学的に弱酸性で酸っぱさを感じる。どちらの酸っぱさなのか。
店員におかわりを言うと「レモン増量しますよ、酸っぱいですよ」といわれ、届いたレモンサワーは本来のレモンサワーの味だった。
そもそもレモンサワーを頼む人は酸っぱさを味わいたいわけで「酸っぱいですよ」と忠告はいかがなものか。外食や飲み会が全くなくなったここ2年で世の中は変わってしまったのかね。