誰とも会わない、誰とも話さない、どこへも行かないとなると
話のネタはニュースだけである。
帰宅してからボーとニュースを見ていた。
監視カメラの窃盗映像が多い。
店の中のレジを盗んでいくというもの。
昭和の話であるが。
私がバイトしていたお店で泥棒が入ってレジを壊された。
レジの中は空っぽだったが。
夜のバイトだったので閉店作業があった。
商品に布をかけたり、施錠したり。
一番の仕事がレジの中のお金を数える、レシートの合計値をプリントアウトする。
集計は午後4時と閉店で行われたが4時の集計がぴったりで閉店時にマイナスとなると夜のバイトのミスとなる。
「ああ、今日も合わなかった」とお金の入った袋とプリントを経営者に渡して業務終了。
その時にレジを引き出しを開けておくようにという決まり。
泥棒にレジはカラです、と教えるためだ。
事務所の手提げ金庫もカラにしてあけておく。
カネミのものは経営者が持ち帰る。
それが当たり前だと昭和から思っていた。
それなのに毎日のようにラーメン店などに泥棒が入り売上金を持ってかれるという。
たいていは盗まれる金額よりレジや金庫の買い替え額の方が高い。
こういうアホの経営だから泥棒に目をつけられるのである。
もう一つ
先日の節分の話。
嫁さんが仕事の帰りに半額シール目当てでスーパーに寄ったそう。
ところがまだ半額シールを貼るには早い時間だったがお寿司コーナーは空っぽだったという。
半額の海鮮恵方巻きを食べたかったが今年もだめだった。
以前に恵方巻きの大量廃棄が大問題になってスーパーコンビニなどでは対応に困っていた。
山のように積み上げる商売をやめたと考えられる。
数が少ないとなると買いたくなるのが消費行動。
恵方巻きは半額になる前に売り切れ、となりの握り寿司やお稲荷さんを仕方なく購入する客がいるのか寿司コーナーも売り切れと推察。
安く海鮮恵方巻きを食べたいという積年の願いは今年も叶わなかった。
恵方巻きを食べないせいでついていない不幸な人生を歩んでいるのか。
普段400円で売っている海鮮太巻を幸運のため1000円の恵方巻きとして買えということ。
地獄の沙汰も金次第ということだ。