喜ぶべきニュースではあるのだけど、航空業界の涙ぐましい努力があってのニュースだと思う。
その一つが、コロナ前の乗客数ではないということ。
密を避けるために満席にはしないだろう。そして飛行機を飛ばすことで雇用や維持をなんとかしようとしている。心から応援したい。
しかしである。
私も嫁さんもLCCでいい思いをしたことがない。
入り口で「荷物を全部乗っけろ」と命令口調で重さを測らされる。そして少しでも重ければ荷物預けの長い列に並ばされる。飛行機は遠いところに置いてあるし、座席は狭いし、当然サービスも手抜きである。安いから当たり前だと思うのだけど、JALやANAでも格安ツアーはある。単独航空券だけを買い求めるならLCCは半額以下なんてこともあるらしいが、格安ツアーの宿泊やレンタカーを除いた航空券金額を算出するとちょっとは高いが先程の不愉快な対応を割り引けばトントンである。だったらあんな窮屈でまわりくどい手続きのLCCよりたいして並ぶこともなく3回バーコードを見せるだけで機内に入れるJALやANAの方がいい。嫁さんは強くそう言っている。
先日、TVニュースのどうでもいい特集で「ポイ活」というのを見た。様々なポイントを集めてお得に生活するのだそうだ。
いろいろなテクニックがあるそうだが、最後にはSNSでのリンクで儲ける、というお約束の結末になった。そもそもがクレジットカードや商業施設のポイントカードでは互換性のあるポイントで1%、その店でしか使えないもので数%というのがある。ポイントを10万円分貯めたということは50万円から100万円使ったということだ。使った金額よりポイントが上回ることはない。
この主婦はヒマを利用して「○○すれば○ポイント差し上げます」というのをひたすらやっていた。が1日頑張っても一日分の食費がギリギリだろう。行き着く先はSNSでリンクから商品を買ってもらう、これなら時間はかかるが原資はネット代金だけだ。ホームトレーダーと一緒で自宅でできるとは言ってもずっとネットの画面を見ていなければ儲からない。世の中そんなにうまい話があるわけがない。
ポイントの話で必ず出てくるのが「マイル」である。JALやANAがやっているわけだが、私も両方のマイルを貯めている。1年かかってもせいぜい千円とかその程度。先程も書いたように格安ツアーではほとんど貯まらない。基本的に航空券を定価で買うかJALやANAの高級ツアーを買うか、しょっちゅう海外旅行をするか。いろいろ特典はあるにしても10万円貯めるためには100万円から200万円の航空券からみの買い物が必要になる。高い買い物をするからマイルが貯まるのである。貧乏人にマイルなどたまりはしない。