数ヶ月前から言われていた500人を切った。
ワクチン接種率も50%をとっくに超えている。
今週末に緊急事態宣言を解除するデータである。
ところが政府も関係機関も動かないのである。
迅速な対応とさんざんいってきたのに全然迅速ではない。30日まで引っ張るつもりだ。
そこで私は推理した。
政治家や役人が行動するときは利権か保身である。解除すべき段階なのに解除しないのは解除したくないからである。つまり緊急事態で儲けている人がいるということだろう。
実際、コロナ禍の前年度に税収は過去最高だったとか。前にもここで書いたことだがコロナ禍で苦しむ人はそれほど税金を払っていなかったということになる。
とすれば、飲食観光業が多少苦しい思いをしても儲かっている人たちを保護しようということなんだろうね。
どんなに医学者などの専門家が助言しようとも政府は違う方向を向いている。つまり科学的根拠などどうでもいいということだね。嫁さんの勤める地域の基幹病院でも病床に余裕が出てきたそうで、病院の逼迫も全てに当てはまるわけではない。
さて、先日BSで映画「アウトブレイク」がオンエアされた。休日だったので懐かしく見ていた。高校や大学の生物の授業の教材としてよく使われる、私も使ったことがある。
この映画の肝はいくつかあるのだけど、ラストに近づくと秘密を隠してワクチン製造を遅らせようとする政府側の悪人との戦いになった。映画はフィクションゆえ誇張されているわけだが、日本の政府の不可思議な宣言の連発や対策不備を突き詰めていくとなにか隠していることがあるのではないかと勘ぐりたくなる。