コロナ禍でポジティブな話

家庭生活でも仕事でもコロナ対策にまつわるストレスは計り知れない。
給料をもらえている、健康はなんとか維持している、それは恵まれている方だろう。
マスクの生活、旅行に行けないなど文句はいくらでもあるのだけど、ポジティブな話を考えてみた。

その1 飲み会が無い
忘年会、歓送迎会がなくなった。
職場の付き合いで1食8000円とか1万円はなんとももったいない。
会費はキャッシュバックされる。
周りでは楽しそうに歓談しているが私は職場に友人と呼べる人もいない。
決められた自分の席でもぐもぐ食べているだけだ。
8000円も払って苦痛なのだから、無いほうがいい。

その2 介護
義母が老人特有の転んで怪我、入院。
さらに認知症が進む、リハビリ施設や老人ホーム探し、入所など。
本来ならとても大変なんだけど、とにかく施設では「面会できません」という。
つまり様子を見に行くとか見舞いをするという手間が必要ない。
たまに電話がかかってきて「○○が必要」とか言われるが、「金を払う」といえばレンタルやカタログで解決である。

その3 冠婚葬祭
先日、90過ぎの恩師が死んだ。
知らされたのは1ヶ月経ってから、家族だけですべて終わらせたという。
実際、家族も死にめにはあえなかったそうで。
親族もこのご時世だからと来るのも断り、90代奥さん、60代息子夫婦、孫と配偶者数名という家族葬
おかげで接待もなく静かでお金もかからなかったそうだ。

その4 病気
コロナ禍の生活になって自分でも驚いているのが、発熱していないこと。
花粉症などで鼻水くらいは出たが、寝込むような病気をしていない。
実際、インフルエンザもほとんど流行しなかったとか。
老人たちも外出を控えてじっとしているらしく、実はコロナ以外の病気や医療は減っているのではないか。
大人も子供も手洗い消毒にマスクである。
感染症にかかりにくい。

その5 外食
外食に関しては我が家はほとんど関係ない。外食などしないのだから。
ファミレスで800円程度の定食、スーパーの弁当コーナーでは500円である。
コスト計算は別にして安いほうがいい。
我が家は弁当ではなく惣菜、さらに嫁さんが半額シールの時間帯に買い物してくれる。
さらに嫁さんは翌日その惣菜で弁当を作って持っていく。
冷凍食品や焼くだけ煮るだけの惣菜は多用して、一から何かを作るという手間もしない。嫁さんはたまに味噌汁や中華スープを作るくらい。
ファミレスでの1000円程度の食事がいかに高価か。
コロナ禍の生活は食生活を見直しさせた。
お寿司は職人が握ったほうがいいけどねえ。そもそもそんな寿司屋に自腹で行ったことがない。
うなぎも炭火焼き立てを食べてみたいねえ。20年以上前に恩師におごってもらったのが最後かな。