トランプとコロナ

以前にここでアメリカ人の気質とコロナについて書いた。
それを象徴する事件がトランプコロナ感染である。
ああいう言動の人は感染するのだ、と世界に知らしめた。
コロナウイルスの素晴らしい特性である。
今まで勝者になっていた人種に強く感染する。
女性をはべらせて美味しい酒を飲む。
友達がたくさんいて飲み会カラオケBBQ。
社交的で見知らぬ人ともよく喋る。
私のような貧乏で友人が少ない人から見れば勝者なんだなあ。
コロナはそういう人たちをターゲットにしている。
地位や財産は関係ないのだ。
テレビを見ているとコメンテーターが「ざまあみろ」という趣旨の発言。
もう一つ
初期に集団感染したフィリピンパブのお店の取材。
十分気をつけていた、というコメント。
実はこれがポイント。
一人感染者が大声出して飛沫を撒き散らせば、あらゆる対策は意味がないということだ。
大きな病院でも同様である。
大声を出す人とは付き合わない。
大声を出す人がいるようなところには行かない。
俺は平気だ、という人も同様だな。
コロナ以前はこういう人が人気があって出世も早かった。
もう少し噛み砕くと、自信家、自分の成功体験がすべてみたいな人。
普段はおとなしいのに酒を飲むとやたら饒舌な人。
部下や後輩に強気な人。
ともだちという言葉が大好きな人。
ぜーんぶ私の嫌いなタイプ。
一部の医療関係者や介護職や接客業の人以外の感染者はトランプ同様に…。
もう一つ
コロナ禍の中、割引につられて危険を犯してまで人気観光地に行った人。
その中でも神に選ばれた人がロープウェイで宙づりになったというニュース。
普段の行いがいい悪いではなく、わざわざ人気観光地へ平日に行くというのがポイントだ。
結局狭いゴンドラの中で長時間密になっていたわけで。
感染はなかったがそれと同じくらい怖い思いをした。
フラフラと観光地に行ってしまう人たちはコロナとの生活がまだわかっていない。