3月中は公立学校が休業になった。
小学生を持つ家庭は大変だ、というニュースを見た。
私はボランティアで小学校で児童の面倒を見ていた。
学童にあぶれた児童を小学校が預かる活動。
ところがである。
希望者は意外に少なかった。
仕事ができない、とか、子供の面倒を1日中みなければ、というのは嘘だ。
ちゃんと預かってもらえるはずだ。
学童と違うのは学校の勤務の問題で15時から17時までということ。
それでも朝8時から7時間位は無料で預かってもらえる。
それなのに預けに来ないのである。
後輩の話などから理由がわかった。
子供が嫌がるらしい。
家にいれば、テレビを見るのもゲームをやるのもお菓子を食べるのも自由。
それが学校にいけば、学校のルールに従って行動が制限される。
多くの子供はそれを嫌がったと想像できる。
親も仕事を休まなければ、どうのこうのと言っているが
こんな子供の身勝手な理由を受け入れて休める、ちょろい仕事なのだろう。
もう一つ
そういう親子に限って、親は愚痴を言う。
不規則な生活、勉強しない、ゲームやスマホばかり。
ある程度の年齢になれば友達と公園で鬼ごっこ、でもないだろうが。
今の子供達は宿題や習い事で無理やり過密なスケジュールにしている。
自分の意志など反映されない。
どうせやりたいことなどゲームかスマホか漫画、自分の意志ではなく与えられたものだ。
今の子供達はこれをやりたい、これを作りたい、これを描きたい、
これを読みたい、これを研究したい、という気持ちがないし
あったとしても親や教員がついていけず否定されてしまう。
結局型通りの宿題と習い事に落ち着くわけだ。
実は親もテレビとスマホと酒の席やママ友がなければヒマを持て余してしまう。
そんな親子にとって何日も顔を突き合わせているのは苦痛だろう。
マンガやゲームなどだらだら過ごすことを容認せざるを得ない。
ウダウダ能書き言う前に学校に行かせて自習させろ。