突然死

有名なオバサンタレントが急逝したというニュース。
気になったのがその肩書。
「元プロ野球監督野村克也さんの…」と始まる。
ノムさんが死んだのか、と大抵の人が思う。フェイクに近いよ。
「サッチーで有名な…」でいいのではないかな。
さらに、である。
御歳85歳だという。
決して早すぎる死とはいえない年齢だ。
さらに突然死を悪く言う傾向があるが、意識不明のまま
何年も生きたほうが幸せなのか。
何人かのタレントが言っていたように、ノムさんに迷惑をかけない
死に方を選択したのだろう。
朝起きたら布団の中で死んでいた、なんていうのが私の理想だ。
別れというのは悲しいものだから、とマスコミは盛んに
死んだ人を惜しみもっと生きるべきという傾向がある。
人は何歳まで生きればいいのだろうか。
若い頃から酒が好きで豪遊したという武勇伝を持つ芸能人は
総じて短命である。
人の寿命は長さではなくて生きる量で決まるのではないか、と思っている。
良くも悪くも太く短くか細く長くかである。
サッチーは太く生きてきたのに85歳だからかなり幸運ではなかったか。
もう1つ
サッチーの過去を思い出す流れで、ノムさんとの結婚、タレントとして隆盛。
その後からケチが付いたのが、選挙で落選、ミッチー騒動。
さらに今世紀に入ってから、脱税で逮捕。
ノムさんは監督を辞任している。旦那の足を引っぱっちゃあもうおしまいだな。
この時68歳ぐらい。
この頃がオバサンとしては最高潮の時期だったかもしれないね。
2010年代に入るとマスコミ露出が途絶えたとある。
記事では話がまとまらないなど、衰えが顕著になったと。
実は70代の終わりごろから、大なり小なり介護が必要になっていたのではないか。
ノムさんの気持ちは別にして、十分ノムさんに迷惑をかけていた人生だったかも。
とすれば、ノムさんは尻にしかれているふりをしていたということだな。