11月29日という日

私は朝から自分の仕事がてんこ盛り。
昼休みまで、ネットニュースもメールチェックもする暇なし。
ぐったり疲れて、デスクに戻ってニュースを見ると
日馬富士引退よりも先に北朝鮮ミサイルのニュース。
引退は昨日から言われていたことで、筋書き通りだと誰もが思ったことだが
そのタイミングで北朝鮮ミサイルとはなんとも。
マスコミ泣かせのタイミングである。
ワンセグNHKの昼のニュースを見た。
関東ローカルになったところでトップは日馬富士
なぜ関東ローカルで日馬富士なのか??と見てみると
なんと街の声、というどーしようもない内容。
そもそも街の声がトップニュースというのはいかにもマスゴミ
報道という大義よりみなさんが気になるネタを、というのがミエミエだな。
そもそもがこのネタ、さんざんマスコミは引っ張っているけど
みんなが事実を認めているわけで、実はニュースなど無いのである。
ところがである。
他人の不幸は蜜の味、さらに社会的地位のある人が落ちていくのを見るのが
庶民にとってはたまらないらしい。
有名企業の社長や有名芸能人や議員が頭を下げるのが何よりもいいらしい。
職を失ったり番組から降ろされたりすればまさに蜜の味だ。
そういう意味で横綱が不祥事で引退、というのはまさにそれ。
NHKもトップでやるしか無いわけだ。
一部の新聞やタレントや知識人は「こんなことで大騒ぎすること」に嫌悪感。
ところが、それでもこうしてニュースとして天下のNHKが報道するのだから
やっぱり日本人の大半が蜜の味だと思っているのだろう。
悲しい国民性だな。
100年前も70年前もマスコミに乗っけられて戦争に突入した国民性は堅持されている。