Jアラート、なぜ長野に?

対象となった12道県のうち、ミサイルの軌道から最も遠いのが長野県。
同程度の距離に見える千葉や埼玉、石川では流れないのに、なぜ長野でJアラートが流れるのか。
というニュース。
そんな疑問を持つのは縦割り行政の意味がわかっていない。
マッハ20で飛ぶ弾道ミサイルを撃ち落とすだけのレーダー網と技術があるのに
アラートはだいたいなんだよなあ。
警報を出さない地域に被害が出て批判されるのなら
警報を出して何もなかったという方が保身になる。
まあ、こんなことをやってるから信用されなくなるのだけど
彼らには信用など必要ない、責任をとらさなければいいのだ。
警報出すのはボタン一つ、ハンコ一つ。
批判されて謝るのは大変な手間と時間がかかるわけで。
だったら、予想進路に対してマージンも入れた地域に警報というのが手っ取り早い。
という行政、役人の気持ちを考えれば疑問などこれっぽっちもない。
ニュースでは
埼玉、山梨との県境に位置する川上村で朝から対応に追われた総務課の男性職員は
「すぐ隣は対象地域になっていないのに。なぜうちが対応しなければいけないのだろうと
不思議に思う」と話した。
というコメント。
田舎の役所の下っ端の公務員がこんなことで疑問を持ってはいけない。
役所の仕事の大半が「なぜこんなことを」ということばかりだからな。
いちいち正論を振りかざす性格なら公務員をやる資格などない。
政府や官僚から地方の下っ端公務員まで大半がやっつけ仕事をしているだけなのである。
もう1つ
政府から地方の役所まで誰もミサイルが落ちてくるなんて思っていない。
落ちてくる可能性はあるということはわかってはいるだろうが
自分のところに落ちてくるとは思っていない。
もしかしたら、と思っているのは三沢と嘉手納の市役所くらいか。
次に厚木と岩国と普天間の海軍海兵隊系の基地か。あとは横田と。
ミサイルの被害も半径数百メートルと限定的。
一部の人は核攻撃を心配しているが、それこそ、街を歩いていて
じいさんばあさんの運転するクルマにひかれる心配するほうが賢明だな。
万一戦争が起きたとすれば、北朝鮮は日本の寒村にミサイルを撃つ余裕などなくなるだろうし。
Jアラートなど役人が考えた絵に描いた餅だ。
そんなものに乗っかるのが地方の公務員のお仕事というわけだ。