NHKニュースで何処かの小学校でミサイル訓練だそうだ。
高齢の女性教員がヘルメットをかぶって児童を誘導していた。
どこに誘導するのかが面白かった。
体育館は天井が薄いので危ないのでボツ。
地下があるそうなのだが、給食室で火を扱うことと
階段が狭くて危ないのでボツ。
教室に待機では避難訓練にならない。
結局、廊下で子どもたちがうずくまっていた。
そもそもこの人達はミサイルの何の脅威に対して避難するのか。
ここからは私の勝手な推測だが
多分、ニュースに出てきた教員もそれを命令した管理職も
さらにそれを命令した教育委員会のお役人も
多分、ミサイルも戦闘機も見たこともないし知らないのではないか。
低空を時速1000キロで飛んでくる戦闘機から徒歩で逃げることはほぼ不可能。
機体から発射する20ミリバルカンや対地ミサイルは音速の数倍で飛んでくる。
長距離ミサイルは音速の10倍から20倍の速度で飛んでくる。
通常爆弾でもビルの一つは吹き飛ばす。
両側に窓のない廊下に逃げ込むのは悪くはないが、建物に損傷があれば
退路を断つことにもなりかねない。
ミサイル攻撃というあまりにも抽象的な脅威に対してやっつけ仕事の避難訓練。
それもテレビカメラを学校に入れてのヤラセ満々の映像だ。
こんなことに授業をつぶして教員も児童も右往左往しているわけで。
一番の脅威はこんなことをやれと言った大人たちだな。
学校が良くなるわけがない。