那須飲食店経営者殺人事件

毎日のように初めてわかったことのように報道されている。
最初の頃の被害者の話としては「やり手の飲食店経営者、同業者とのトラブルあり」という。ということはあの都心の商店街のみんなに動機があることになる。まるで先日見た東野圭吾のパレードのようだ。さらに被害者は「宝島さん」という珍しい姓だ。ますます東野圭吾のミステリーのような展開。
死体を燃やすのにガソリンを使ったとのこと。ガソリンは気化しやすく燃えやすい。燃焼促進剤という。それは燃えやすいものに対しては燃焼促進だが、死体は6割以上が水分で燃えにくい。殺人として使うのなら表面に重度のやけどとなるだろうが、死体を灰にするにはよく燃えすぎる。じわじわと1時間2時間燃える物質が望ましい。
さらに今どき車で人気のない山の中へ、となれば目撃証言や監視カメラですぐ足がついてしまう。実際、黒い車という証言から容疑者のところまで行ってしまった。
さらにテープでぐるぐるまき、バンドで拘束などこういう犯行に慣れていない犯人像が想像できた。

次に五反田交番に出頭した容疑者、「クルマは俺のだが事件には関与していない」というお約束の供述。これまたずいぶん慣れていない。テレビの警察関係のコメンテーターは「嘘っぽい供述も折込済みで捜査している」とのこと。実際警視庁捜査一課の取り調べである。1日で死体損壊・遺棄罪までもっていった。ただし、このアホな若者がここまで一人でできるはずもなく捜査一課はすでに交友関係を調べているはず。
しかしながら、こいつはスマホを持っていない、さらにSNSの闇バイト絡みとなると今はどのくらい捜査のメスが入れられるか。実行犯までは行き着くかもしれないが。スマホを捨ててくるところだけは周到だな。このへんの指示は出ていたのだろう。

もう一つの疑問が殺された女性の死体が奥さんであることがわかるのにそこそこ時間がかかったこと。被害者の人間関係から考えればまず妻が、となるはずだがなかなか妻だとは発表されなかった。それはなぜなのか。警察は女性関係の問題を把握していたか疑っていた可能性がある。つまり動機がはっきりしていないということだな。

監視カメラで例の黒い車の動き、被害者の動きを必死に操作しているだろうからすでに被害者が誰の車に乗ったかまではすでにわかっているのではないか。
実行犯は下っ端、それを計画して指示した真犯人に行きつけるか、その動機が何なのか知りたい。