鳥獣保護のススメ

昨日のつづき
何度もここで書いたことだが
日本の映画で『ブタがいた教室』というのがある。
かわいがっていたぶたを食べるべきか、
無責任に誰かにかわいがってくれと押し付けるべきか。
結局殺処分になるわけなんだが、ポイントはここから。
トラックに乗せられて小さくなっていくところで映画が終わってしまう。
子どもたちが美味しそうにトンカツや焼肉を食べるシーンはない。
処分場でクビを落とされるシーンもない。
子どもたちが悩みに悩んだあの選択は、結局ぶたが目の前から消えるだけだった。
これがまさに日本の本質なんだな。
自然は素晴らしい、自然を保護しようとプロパガンダするわけだが
自然の怖さや残酷さは一切教えない。
自然界は弱肉強食の世界なんだけどね。
生態系の暫定トップにいる人間がいろいろなお肉をむさぼっている。
私も経験がないが
農家では庭で飼っている鶏を捕まえて、逆さ釣りにしてクビを落として血抜き。
その後皮をはいで食肉にするのを、大人がやっていた。
かわいそうとか、気持ち悪いといくら思っても
結局スーパーやケンタッキーで鶏肉を買って食べるわけで。
昨日もコンビニの食料廃棄のネタを見た。
ここは一つ、給食を大量に残した小学生とまずい給食を作った業者と
まずいメニューを考えた栄養士のみんなで食肉市場へ見学に行って
牛やぶたや鶏がどんな殺され方をして切り刻まれ食肉になるのか見てきて欲しい。
これが本当の食育だろう。
日本全国の美味しいもの、なんていうグルメ番組の延長線を食育だと
思っているバカがいかにたくさんいることか。