ニュースを見ていた。
青森空港にツキノワグマが侵入して障害があった。という。
どうも法律や感情論が独り歩きして本来の自然保護から乖離しているように見える。
その大前提は自然との共存。
人間は勝手にこれを自然と手を繋いで仲良くすることだと解釈している。
仲良くしなければならないので、勝手に殺してはいけないのである。
だから凶暴な猿でもイノシシでもクマでも仲良くしなければならない。
我が家の近くでやりたい放題のカラスでも仲良く手を繋ぐ必要がある。
ところがである。
人間に噛み付いたりすれば話は違う。
猟友会が出てきて皆殺しである。
自然保護とか鳥獣保護法とか生類憐みの令とか人間のご都合主義でしか無い。
自然との共存など人間の勝手、絵に描いた餅。
心地の良い田園風景や里山は人間が作った造形物だ。自然ではない。
比較的人里近くに住むイノシシやクマや鹿はもともと食べ物である。
保護するのではなく食べすぎないようにしていただけだ。
くだらない鳥獣保護法のおかげで今となっては自然はますますバランスを崩している。
都会ではカラスや鳩やムクドリが増えてスズメやツバメが減っている。
保護する必要がなかったクマや猿の被害が広がっている。
実は人間の自然へのエゴが引き金だ。
新宿御苑や浜離宮や代々木公園に行って「自然がいい」というバカがたくさんいる。
私たちは木を見れば自然だと勘違いしている。
人工物ばかりの都会に自然などある訳がない。
全て人間が作ったものなんだ。
大雨が降っても洪水にならない川の土手を歩いて自然はいいと言う。
さんざん護岸工事や水路を作った川なんだけどね。
ついでに川の中は外来生物と人間が放流した魚が泳いでいるし。
多摩川にサケも鮎もいるわけがない。
クジラを食べるのは野蛮だ、クジラが可愛そうだというイカれた連中と
鳥獣保護自然保護を言う連中と大差ない。
クマやイノシシが出たらすぐに殺して鍋にして食べるのが正しい。