安保問題でアメリカの海軍幹部に取材。
自衛隊の海外展開は中東方面だと思っている人が多いが違う。
中国との緊張が高まっている南シナ海になるだろう。
今、アメリカ艦艇が展開、警備しているかわりに海自が入る。
という。
古舘は「もし、相手が発砲してきた時に…」とか
「戦闘中に民間人を誤射してしまった場合…」とか
「南シナ海展開となるとその予算は…」などなど
具体的な事例をあげて安保法案について指摘した。
おいおい、ちょっと待てよ。
こういう事例をちゃんと論議しないまま強行採決と批判するが
マスコミのお前たちも決まってから不備を指摘するのはずるいだろう。
そこまで、安保法案を憂いているのなら、もっと前にこの手の想定される
事例を、このように取材を交えて報道、放送すべきではないのか。
全くやってなかったといえば嘘になる。
少しは、心配な事例を早口でやっていたかもしれない。
ところが、バカマスコミのみなさんは
首相の動き、自民党幹部の動き、野党との調整、野党の動き
そして煮詰まってくれば野党の採決阻止のいろいろな手段、
国会での大騒ぎ、最後の方は誰が誰を引っ張っただのくだらねー話。
そして、極めつけは道路で騒いでいる人たちの密着取材。
法案が採決されるまで、あんたたちは法案のどこが問題点なんだか
全くと言っていいほど報道していないのだよ。
道路で「反対」と叫んでいる人たちと同列の報道しかしいない。
それを、今さら決まったあとで、具体的な問題点を指摘するというのはなんとも。
何をどう伝えようが報道の自由だ、と言われそうだが
彼らに報道とはどうあるべきかの信念がない。
あるのはいかに紙面を埋めるか、いかにニュース枠時間を埋めるか、
いかに面白おかしく伝えるか、いかに不安を煽るか、部数や視聴率をとるか、
というお仕事としての報道しか無いのだろうね。