五輪をやるそうです

誰も「やめます」と言えず五輪にむけて突き進んでいる。
ネットでもよく見るコメントで「子供の遠足も運動会も中止なのに」。
もちろんお金になるかならないかの違い、価値観の違い。
60歳70歳のおじいさんおばあさんに子供の遠足など興味がないのである。
昨日、地銀の担当者と電話で話をした。
銀行マンから見た五輪について。
1. 首相の人気と寿命
五輪が成功すれば支持率も上がる。
中止なら総理交代。
2. メダルラッシュ
ぎりぎりに来日する選手団、調整不足、東京観光もできずストレスも溜まる。
というわけで日本選手有利、メダルラッシュ内閣支持率アップ。
3. 景気対策
頑張れニッポン、金メダル、となれば自然に国民は高揚して人の動きもお金の動きも活発。
自動的に景気対策になる。

次に銀行マンから見た選挙。
野党は人気急落の菅政権と戦いたい。
少なくとも人気実力がある総理になってほしくない。
だから政権批判も最低限、五輪の前に解散総選挙したいところだ。
五輪強行には批判しないのもそこだ。
五輪中止となれば責任をとって総理辞任となる。
下手すれば選挙対策で安倍復活もありうる。
野党が一番恐れているところだ。
とは言っても、今の野党には大した政策も実績もなく。

さて、私の推理。
関東地方はすでに下げ止まり、感染者は増え始めている。
このタイミングで『解除』とは、前回の失政の繰り返しである。
1ヶ月前に解除、なんとなく気分的にはいい感じで五輪突入、五輪が終わる頃には感染拡大。
終わってしまえばどうってこと無い、ということだろう。
銀行マンも言っていたがワクチン接種の進んでいた国でも感染者増加が報道されている。
ワクチンと五輪で2ヶ月持たせようというセコい考えだな。
もう一つのシナリオは7月下旬に感染のピークが来てしまうという政府には最悪のシナリオ。
それでも『中止』を言い出せない。
キーマンは7月中旬に来日するバッハ、彼が日本にきて惨状を見て『中止』を決断する。
これ以外に中止する道筋はないだろう。
裏を返せばこれ以外は強行となる。
選手団は単なる観光旅行となりお土産をたくさん買って帰ってもらうしか無いね。