うるう秒

どのニュースでもうるう秒を取り上げている。
一部のお馬鹿なニュースではあなたのスマホの時刻は大丈夫か、というマヌケなヘッドライン。
そもそも、うるう秒とは
現行の太陽暦、歴史を紐解けばユリウス暦
地球が太陽の周りを回る周期を基にして作られた暦法で、太陽暦の一種である。
ユリウス・カエサルがローマ時代に導入。
1年を365.25日とした。
当時の天文学からすれば相当正確な暦であった。
ところが、天文学の進歩にともなって太陽年が正確に測定されるようになり
1582年にローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦を改良して制定したグレゴリオ暦
日本では明治になって太陰暦からこれに移行した。
1年は365.242189572日である。
ユリウス暦と比較すると128年で1日の差になるそうだ。
さらに、現在の時間の定義とグレゴリオ暦が完全に一致していない。
もしくは、地球の自転と一致していないことから秒単位の修正が必要になる。
これが、数年に1度のうるう秒というわけだ。
学校では1年は365.2422日だと教える。
4年に1度のうるう年では足しすぎ。
100年に1度うるう年でも1日足さない、が、これでは引きすぎ。
そこで400年に1度、うるう年は普通に1日足すことにしている。
という、基礎知識無しで1秒に大騒ぎしているというのはいかにもバカマスコミと
バカ市民のいい組み合わせである。
さらに、あなたの時計は大丈夫かと不安をあおる報道まで。
そもそも、私達は自分の家に正確な時刻を持っていない。
掛け時計も腕時計も適当に狂っている。
狂わない携帯や電波時計はその名の通り、外からの時刻情報を受信している。
つまり、うるう秒があろうがなかろうが1日1回から2回、時刻電波を受信して表示。
受信した直後に正しい表示になる仕組みだ。
だらだらと能書きを垂れたが興味が無ければなんの関係も無い話なんだな。