年越しそば

いよいよ大つごもりですな。
紐解いてみると
月末のことを晦日(つもごり)という。
もともと太陰暦だった暦では月の満ち欠けが基準。
満月が15日、十五夜なわけだから、月の終わりは新月ということになる。
すなわち、月は太陽に隠れてしまうわけで月が隠る(こもる)と言った。
これがなまってつごもりとなったわけ。
1年の最後だから大つごもり、つまり大晦日(おおみそか)となったわけらしい。
能書きはこの辺にしておいて
本日はおふくろにつきあって近くのスーパーへ行く。
昼過ぎに行ったのだがそこそこの賑わいである。
かごにたくさんの食材を満載にしてカートを押す母子をたくさん見かけた。
冷蔵コーナーでは大量のたまそばが一袋88円で積まれていて
みなさんいくつかかごに入れている。
クソジジイが手にとって裏書をしばらくジーッと見ていて、
わかったような顔をして乱暴に山に落とした。
そこまでこだわるのなら最初から生そばを購入して1分30秒茹でればいいのにね。
まあ、正月だからと刺し身やカニを威勢よく買うなんていうのは貧乏人のやることだ。
実際に高い食材を買うのだからそれほど貧乏というわけではないが
きっと育ちが貧乏人なのだろうなあ。
えっ、お前も31日にスーパーに行っただろう!ってか。
我が家は安売りしていたおにぎりを3つ、食パン、スープ春雨。
本当の貧乏人は、生活のための食材しか買えないのである。
ちなみに嫁さんは3が日のいつかに仕事が入っているそうである。
こうして幸薄い我が家の2010年も暮れていく。