おもちゃを買うのにヒマを持て余した大人が並んでいる
というニュース。
マスコミ側にもたかがおもちゃに…という気持ちが見え見えだった。
挙句の果てに、転売目的の人たちを批判する。
このニュースのコメントやブログではパンチの効いたものが見られた。
>スーパーで買った馬鈴薯やキャベツをどう料理して食べようがその人の勝手
>そんなに欲しいのなら転売屋から買えば良い、お金を出せば手に入る
早朝から並んで1個購入、転売して小銭を稼ぐのも
早朝から並んで定価で買おうとするのも、どちらも貧困だな。
そんなに価値が有るものなら、高くても買えばいいじゃないか。
心の底にたかがおもちゃを定価より高く買うのが馬鹿らしいと思っているのか。
いくら土曜日とはいえ、あんなもののために並ぶというのは、他にすることがないのだろう。
連休の時に渋滞の高速を運転して混んでいる観光地に行くのと似ている。
目的は二の次で、とにかく休日に何かをしたいという愚かな考えだな。
小学生が並んでいるのなら、まだ微笑ましいと思うのだけど。
何より、この大人たちを見て子供がどう思うか。
子供の手本となっているのか、いろいろな意味で愚行である。
もう一つ。
この手の話は古くからこち亀でネタになっている。
私の蔵書は昭和の古本しかないのだけど
あるときは、天候不順で野菜が高騰、目をつけた両さんがキャベツを買い漁る。
ところが、すぐに供給が落ち着き値段が下がる。
その時にはキャベツがみんな腐ってしまった、というオチ。
ワインのボジョレ ヌーボーが話題になった時は、間違って発売日前に大量に入手。
金儲けを企むが、発売日には大量に出回り値崩れ。
ワインは保管が難しくみんな酸っぱくなってしまった、というオチ。
山の中で孤立してしまった時、持っていた食料が高く売れることに…、
欲に目が眩んだ両さんがいかに失敗したかが何度も取り上げられる。
売る方も買う方も、並ぶ方も転売する方も
私から見ればこち亀のネタにしか見えない。