妖怪ウォッチ

まだ、妖怪ウォッチの購入騒動のネットニュースが見受けられる。
基本的に『バカみたい』という論調はないんだよね。
ひとつはアニメなどの二次元作品に対して、もうひとつはゲームに対して
ネットの住人の多くが支持しているためだと思う。
実際に職場でこのネタになると『バカみたい』で一刀両断が多いと思われる。
さて、ちょっと視点を変えて
並んで手に入れる、ということに私のように『バカみたい』と思う人と
それなりに価値を見出す人がいる。
いろいろな情報番組で『並ぶ』ということを取り上げている。
イベント会場やパーキングエリアでのトイレなどは、全員が仕方なく並んでいるわけだが。
ゲームソフトやおもちゃで並ぶというのはいかがなものか。
特にいますぐ必要なわけでもなく、時間が経てば半額で買えるようなものだ。
他人より早く、とか、流行っているものをいち早く、というどうでもいい欲望なのか。
ファッションなどに関心のある人種はそれが全てなのだろうから
最新のものをいち早く、という気持ちもあるだろうが。
一部の大人は『子供に喜んでもらいたい』という理由だそうだ。
悪い話ではないが、並んでおもちゃを買うことが子供の喜びというのも悲しい。
もう一つ
並んで安く買う、というのならそれなりに並ぶ価値というものがあるが
ただ、そのおもちゃがほしいというだけで並ぶというのはどんな価値が有るのか。
こういう価値観の人はお金の価値観がない。
並ぶというコストに対してどんなパフォーマンスを得るのか。
経済観念が無くて、子供が喜ぶとか、転売はけしからんとかいうだけ。
並ぶというコスト、定価で購入というコスト、得るものはプライスレス。
そういう人にたくさんの給料を払う会社も多くはないだろう。
これじゃ金は貯まらないよね。