幸せの定義その2

昨日の『幸せの定義』のブログに対して後輩からメールが届く。

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それは、ひとつにはいい人との出会いのおかげというか、
本当に周りの人に恵まれているからだと思います。
実際に出会う人もそうだし、銀色夏生のように作家でもそうだし
とにかく指針となってくれている人の存在はとても大きいです。

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感謝の気持というのはとても大切である。
私のように感謝の気持がないととても不幸になるのである。
幸福の条件は所持金も一つのファクターではあるがイコールではない。
幸福とは本人が感じる感覚であって数値では表せない。
となれば、後輩が言うところの感謝の気持が一番その感覚に近いと思われる。
直近ではノーベル医学賞を受賞した山中伸弥氏の会見と符合する。
彼と関わった人たちはあの一言で報われる、そして幸せな気分になる。
それも含めて山中伸弥は幸せを感じているのである。
研究が世界的に認められるというのは科学者にとって最高の幸せであるが
山中伸弥はさらに高いところの幸せを求めたといっても過言ではない。
そういう意味では彼は幸福に貪欲である。
さらにこういう人達はどんなに幸せになっても誰も不幸にはしていない。
誰かを踏み台にして幸せになっていないのである。