マツコデラックスの幸せ

深夜の番組でのある企画でのマツコの名言。
マツコが考えた「神様が1つ願いを叶えてくれるなら何を頼む?」の答えは、
「あたしもそんなに幸せにならなくていいから、他の人もみんなそれなりの幸せしかあげないでください」。
「それが一番平等で、そこそこの幸せを感じ、嫉妬みたいなものも生まれず、
なんとなく平和でいられるのかなと思うのよ」
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私は、仕事でも健康でもかなりの不幸を経験している。
もともとは自分が悪いのだが、不幸になったのは間違いない。
他人のせいにはしないだけまだマシだけど。
それでも、一度どん底を味わうとマツコの言葉は身にしみる。
子育てに苦労している、という友人や同僚の話を聞くたびに
「幸せ自慢か」と勝手にやっかむ私がいる。
逆にそんな自分にさらなる劣等感、嫉妬。
私の心の平和は他人の不幸でしかない。
マツコのコメントは、実は私のような人間が案外世の中には多いということなのか。
そもそも嫉妬心というのは絶対値はなくて、どんなに幸せな人でも平等にあるらしい。
マツコデラックスの才能とは、そういう絶妙な立ち位置を設定しているということだ。
そう考えると、マツコデラックスという道化師なんだな。
素顔はわからない。
道化師はアクションで、マツコデラックスは言葉で内面を表現している。
一方
芸能人だけでなく、普通に会社で働く社会人も本当の自分をさらけ出すことはほぼ無い。
みんな本当の自分を隠すようにして、仕事をしているんだな。
同僚とは当り障りのない会話をして、お客様やお得意様や上司にはヘイコラしている。
ストレスはガンガンたまるわけで。
さらに家に帰っても家族ともうまくいっていないとなれば、爆発寸前だよね。
せめて、他人も多少の不幸であることが心の平和でしかない。