田中文科相、一転して「3校は認可する」

私は田中真紀子が好きだ。
ついでにお父つぁんの角栄も好きだ。
残念なことに田中真紀子は私のようなファンをなかなか満足させてくれない。
発言が短絡的すぎて。
大阪の橋下なみの短絡なのである。
多くの人が大学の安易な設立に違和感を感じている。
それをストレートに表現したのだから発言は間違っていない。
どうせなら、そのまま過去の間抜けな例をあげて理詰めでやっちゃえばいいのに。
大臣という立場ではそれもままならないらしい。
だったら、もう少し考えてから発言すればよい。
まちがっていない、いいこと言っているのに裏目に出ちゃうんだよなあ。
解答用紙に名前が書ければ合格してしまうのを大学と呼べるのか。
簡単な分数計算や一次方程式が解けないヤツラが合格してしまうのを大学と呼べるのか。
はっきりそう言えばいいではないか。
ちょっと前に『高校全入』政策とかで中学を卒業した人間全員が高校進学できるようにした。
このおかげで高等教育はどれだけ良くなったのかだれか教えてほしい。
そして、次に大学全入時代である。
学力は無くてもカネさえあればどこかの大学に入れるというのだ。
そもそも大学というのは最高学府とはそういう場所だったのか。
名前が書けてお金を払えば入れる大学を卒業して、そんな人を採用する企業がそんなにあるのか。
内定率が下がったと話題になっているが、よく考えれば当たり前なのである。
おバカな人を雇って毎月給料をくれてやるほど日本の企業は裕福ではない。
大企業でもリストラの嵐だ。
と、田中真紀子ははっきり言ったほうが良かったのではないか。