94年のミドルセダン三菱ホンダ

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前回に引続き94年のミドルセダンの記事より。
前回も書いたことだがセダン不人気のご時世になり21世紀に入るとことごとく消えモノになっている。
その中でもロングセラーになっている三菱ギャランである。
ギャランは何時の時代も結構カッコいいのである。
バブル期にVR4という最新技術の塊がデビューして世間をあっと言わせてから
FMCをうけて逆スラントが影を潜めたのが残念。
それてもトランクリッドに立派なウイングが乗っかっていて走る気ムンムンである。
続くのがホンダだがこんなにあったのだね。
ホンダはこのころもアメリカ市場が好調で品数豊富だった。
我が家はドマーニに乗っていた。
正確には私が初代プリメーラで父がドマーニに乗っていた。
ほぼ、同クラスのセダンということで乗り比べると興味深い。
私はプリメーラがスポーティでドマーニがおとなしいと感じてクルマを選んだのだが
乗ってみるとそうでもない。
プリメーラのSRはそれなりにトルクはあるのだが、最上級のエンジンでない1.8Lはパンチがない。
特に、中間加速で早めにトルクがなくなるのはストレスがたまった。
ドマーニは1.6のVTEC、DOHCではないからとタカをくくっていたら大間違い。
確かに低回転低速域では明らかにトルク不足。
ところが我慢してアクセルを踏んでいると回転数はゆったりだがドンドン上がっていく。
さすがVTECだとその時感じた。
高速道路でもアクセルを踏んだぶんだけ速度が上がっていく。
低速域ではアクセルの反応も鈍いだけに掴みどころがないエンジンだった。
さらに、この頃はホンダのボディ剛性が格段に良くなった。
相変わらずストロークが短いサスの印象はあったがコーナリング中にギシギシいうことがなくなる。
プリメーラ1.8よりホンダの方が良かった印象がある。