アクセルと加速

今朝は8時過ぎに目を覚ます。
隣の駐車場でマフラーを改造した軽バンがエンジンをかけたまま長いこと暖機運転。
暖機運転というよりエンジンをかけてから運転席でスマホをいじっている。
スマホ中毒はいいけど、駐車中でのアイドリングは条例違反だよ。
こういう病気の奴らとかかわりになるのもバカを見るだけなので
しかたなく起きて家の反対側のLDKに移動して朝食。
さて、本題。
先日のある会合で団塊の世代らしき初対面の人と歓談。
高級なハイブリッド車を所有しているという自称車好きだそうで。
先代のレガシィを所望していたそうだが、
スバルのエンジンはストレートに回転でトルクが盛り上がる設定。
私はそれが好きなんだけど、その人はそれか゛お嫌いらしい。
そんな時、所有のハイブリッド車を試乗した所、
「ちょっと踏んだだけでグイグイ加速するんだよね」といたくお気に召したそうで。
団塊の世代だけでなく、多くの日本人が思うクルマのパワー感なんだなあ。
高級セダンやミニバンなどのトルクの設定はほぼこのパターン。
トルクのピークは常用域の1500から3000回転前後だ。
あとはいくら回しても欲しいパワーは得られない。
そもそも、この手の大きい車で3000回転以上回して加速するシチュエーションもないだろう。
日本だけがエンジンのダウンサイジング化が遅れたのもこういう日本ならではの事情があったから。
大きい排気量のほうが低回転でトルクを出しやすい。
大排気量でも低回転で走らせれば燃費も向上する。
ハイブリッド車のフラットトルクのモーターはまさにこの手の人達にはうってつけ。
だからものすごく売れたわけで。
以前フィットHVが伸び悩んだのもモーターの出力が低く、プリウスほど発進加速が良くなかったから。
現行のフィットは改善されている。
アクセルを軽く踏んでも加速が得られてしまうのは
ある意味快感だろうけど、ある意味恐い。
例のバカのブレーキ踏み間違いの暴走事故だな。
軽く踏んでもトルクが大きいので縁石を超えてしまう。
まあそれも極論で、実際バカはアクセルを床まで踏んで突っ込むみたいだから関係ないか。