VWビートルターボ発表

久々のクルマネタである。
以前にビートルの試乗をした時、モデル追加があるとは聞いていた。
2Lターボというスタンダードな構成がいかにもVWらしい。
パワーは211馬力、この数値だけでも立派なものだが
実際にドイツ車に乗ってみると数値以上のパワーに驚かされる。
一部の営業が言うには「ドイツと日本とではパワーの測定方法が違うみたいです」だそうだ。
ホントかどうかは置いといても確かにアクセルを踏んだ時のパワーの出方が同じ馬力でも違うし。
一方、もう一つの考え方もある。
実際、パワーは出ていないという。
私達素人が試乗車のアクセルを踏んだと言ってもせいぜい4千から5千回転、
それも一瞬だ。
中心の回転数では最高出力ではなくて3千あたりのトルクがモノを言う。
つまり、トルクの出方の設定で素人はパワフルと感じてしまうわけで。
お陰で日本のほとんどの乗用車は停まっている状態からアクセルを踏んだあたりに
トルクの山があって乗りにくい。
ところが素人さんは(特におじさん)「おっ、出だしがいい」と好評化するのだ。
スポーツカーはそれでは駄目だ。
トルクカーブはフラットでなければならない。
もしくは一昔前のターボ車のように特定の回転数で美味しい領域があるか。
レースカーはそういうエンジンだよね。
VWに乗るとそういう不満はない。
DSGはクラッチタイプなのでちゃんと半クラッチでつながってからそのギア比で加速を始める。
いきなりブーンと加速はしないのだ。
先ほど美味しいトルク設定と書いたが、VWのターボエンジンはしっかり低回転から
トルクを発生するので乗りやすい。
ところがある程度車速が伸びていっても息継ぎしないのがよろしい。
さすがアウトバーンの国のクルマである。
2Lターボエンジンは興味はあるが、多分全域パワフルで『凄い』といって終わりのような気がする。
明日にでも試乗しようと思っている。