VWゴルフGTIのMTを試乗

2週間前にVWの営業マンから連絡あり。
GTIのMTの試乗車が1日限定で来ます、とのこと。
ドイツ車のスポーツ車のMTなどまず乗る機会などないだろうとのこと。
おかげで時間も予約であった。
今日は直前にスバルにも試乗していて比べるにはちょうどよい。
VWといえばツインクラッチのミッションだ。
よくデキていることは世界中で評価されている。
しかしながら、泣き所もある。
ハイパワーをどこまで受け止められるかということ。
GTIには、一速少ないDSGが与えられたり苦労している。
今でもDSG用にエンジンをデチューンしているとか。
そこで本来のGTIのエンジンパワーを味わって欲しいという。
クルマが用意された。
GTIらしくアルミペダル。
クラッチは思ったより軽い。
しかしながら踏みしろは深い気がした。
クラッチを踏んで一速に入れる。
シフトは軽くスコスコと入る。
アクセルを空ぶかし。
フライトホイールが軽い感じで軽快に吹ける。
実はこの組み合わせはスポーツとしてはいいのだけど実用としては今ひとつ。
エンストこそしないものの発進のフィーリングが今ひとつ。
クラッチが繋がるところの感触がわかりにくい。
私は普段86に乗っているのでクラッチ操作が久しぶりということではない。
基本的には低回転からターボが効いているのだけど
2000回転を超えないとトルク感がない。
流れの遅い市街地などでは2000回転前後を多用するのでちょっと気むずかしいか。
しかしながら、前に遅いクルマがいなければそれはそれは気持ちの良い加速。
道路が混んでいたり遅いクルマがいたせいで4速にようやく何度か入れた程度だった。
ガチガチではないがよく締めあげられたサスは乗り心地もよい。
モードスイッチはスポーツだったが、これで十分だ。
ロールも最小限で思い通りのラインで曲がってくれる。
これでボディが390万円。
スバルのWRXS4GTよりやや高いが、比べるならSTIだろう。
となればGTIのコスパはかなり良いことになる。
ちなみに、燃費計は8.5km/lと表示されていた。
市街地としてはかなり良い。私の86と大差ないわけで。