ホンダシティ

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82年の広告である。
ホンダの好きなキワモノ的なクルマだと思っていた。
が、実際はいろいろな技術のてんこ盛りである。
当時としては珍しい、お初になるのかトールボーイボディ。
小型高圧縮エンジン。先月マツダからスカイアクティブが出たね。
プログラムインジェクションの採用、燃費を伸ばす。
ハイルーフやキャンバストップの採用。
そしてこの翌年にはターボ、インタークーラーターボが出てくる。
現在の軽自動車より小さめのボディで100馬力、それ以上のパワーだったから楽しい。
当時、大学へ行く途中のホンダでNA、ターボ、インタークーラーターボの試乗をした。
楽しいの一言。
今の人達は低い回転数からトルクが出ることを有り難がるが
低い回転数というシチュエーションで大トルクなどいらない。
3千あたりからどーんとトルクが出たほうが楽しいじゃないか。
1200しかないエンジンなんだからさ。
この個性的なボディは飽きられたのかFMCでは背の低い普通のクルマになった。
シティがシティらしくいられたのは4年程度であった。
ホンダの悪いところはいいクルマでもモデルライフが短い。
モデルチェンジをしないと言いながら、やってしまったシビックのことがあってやけになったのか。
初代シティは一つのジャンルとしてキープコンセプトして欲しかったクルマである。