VWビートルターボ試乗

IMGP1070
という訳で早速試乗に出かけた。
用意されたのは黒いビートルである。
2Lターボで200馬力以上ある。
あえてGTIとしなかったのにはどんな理由があったのだろうか。
内装はブラックでまとめ、バケットシート、革巻きのスポーツステアリング、
扁平のタイヤ、おまけのリアスポイラーとGTIムード満点である。
エンジンスタートはボタンになっている。
ボタンを押してもエンジンがかからない。
どうも押している間だけセルが回る仕組みらしい。
したがってキーを回すのと同じ感覚だ。国産車のスタートボタンとは違う。
足回りはガッチリ固められている。
ステアリングの反応も良いがそれほどクイックではない。
エンジンはなんとなく予想していた通りのパワーであった。
ターボの効き始めは少し上の回転数でどちらかと言うとドッカンターボに近い。
おかげでパワフルな走りが楽しめた。
さて、評価だが決して悪いところはない。
が、運転している時に自分は何に乗っているのかわからなくなる。
ゴルフのGTIだと言われればそうかと思ってしまう。
早い話がビートルという個性は降りて外観を見なければわからない。
おまけにゴルフGTIほど取り回しは良くない。ノーズが重い感じだ。
ビートルは1.2のエンジンでこそビートルの乗り味を楽しめると感じた。
もらった見積書は400万円であった。