田代まさしに考えること

世の中には薬物に溺れてしまっても懸命に抜けだしている人もいる。
そういう人もいるのだが多くの人はなかなか抜け出せない。
そもそも薬物をやっちまうような人だからそれも仕方がない。
偏見を持ってはいけないのだが、再犯もありきと見るべきか。
次に田代まさしの出所後の行動である。
本来なら路頭に放り出されるところなのだが、それなりの仕事を得ていたようだ。
ただね、その仕事にしてもかたぎの仕事ではなくこれまでの彼の仕事の延長線上。
0からのスタートではない。
そもそも彼に仕事を与えた人はどういうつもりだったのか。
更生の道を手助けしようとしたのならそれはそれで良しだが
話題性だけを追いかけての起用だったとすればあまりにもえげつない。
結果としてこうなったことを鑑みると更生の手助けのセンはうすいな。
一番悲しいのは50を過ぎた男を親身に導いてくれる人などこの世にはいない。
親は生きているにしても年老いているし、家族は離れてしまったようだ。
仲間、友人も逮捕のたびに激減しただろう。
芸能界なんてところは人気商売。危ない橋は渡れない。
結局、彼のことを本気で助けてあげようなんて人はいないのだろう。
(もし、いたとしても薬物中毒はどうしようもないのかもしれない。)