昨日書いたように本日ゴルフのニューモデルの試乗に行った。
外観はまったく同じである。
営業マンによると、タイヤ、ホイール、ステアリング、フォグランプが
グレードダウンしている。
言われてみるとプラスチックのステアリングは高級車としてはちょっとチープかな。
顔なじみのせいか、試乗を申し出ると私にキーを渡して
「10分ぐらいで帰ってきてください」といわれる。
というわけで勝手に試乗に出かけた。
いつものようにDSG独特の発進である。
ブレーキを離した瞬間は「あれっ?ニュートラルだったっけ」と思う一瞬がある。
そして道路にでるときいつものように一回だけワイパーを動かして走りだす。
軽くアクセルを踏んだ感じは1.2Lのトルク感。
ちょうどポロ1.4と同じ感じである。
が、少し踏み込むとここからは別世界。
厚いトルクが出てボディを前へと加速する。
多分3千回転ぐらいで最大トルクだろう。
自分が今何ccの排気量のクルマに乗っているのかわからなくなる。
70km/hぐらいまではあっという間だ。
ところが広いところでフル加速してみたが、踏んでいればタコメーターはレッドに向けて
跳ね上がっていくがそれ程劇的な加速感は味わえない。
この辺はモード燃費17kmの1.2Lのエコカーなのである。
一般路は再びチンタラ走る。
タコメーターは1200から1800回転を行ったり来たりする。
このへんでターボが効いているのだろう。まったくストレスがない。
CVTと違って加速にシフトアップのメリハリがある。
ATと違って無駄に回転が上がらない。
DSG恐るべしである。
さらにタイヤは扁平が多少デブなサイズであるが乗り心地が良い。
ゴツゴツした感じがなくなり路面の突起を上手くいなしてくれる。
少々キツイコーナリングでも安定したグリップで不足はない。
ゴルフはもともとが高剛性なシャーシ、固めのサスなのでこの程度のタイヤのほうが
街乗りにはバランスがいいのかもしれない。
さて車両価格だが257万とのこと。
1.4の下のグレードと20万円の差でしかない。
最初に書いた装備の差を考えると割高な設定である。
VWは1.2Lエンジンを1.4Lの下のグレードとは位置づけていないのだろう。
高効率なスペシャルなエンジンとの位置づけなのだろう。
5月にはこのエンジンがポロに載るそうである。
それどころか新しいポロは1.2Lのツインチャージャーが用意されるらしい。
外車…という欠点が減っていけばゴルフ、ポロに敵はいなくなるであろう。