1年あれこれ、うるう秒

暦の一年は365日ですが、元来、太陽暦と言って
天文学的に決められたもの。
地球の公転による天文学的一年は、
天文学的1年(地球の公転周期)は365.2422日です。
365.25日なら4年でちょうど1日分になるので
とりあえず4年周期で2月の最終日で調整します。
ところがこれだと1年あたり0.0078日余分に足すことなります。
そこできりがいいように0.01日と考えて100年に1日
減らすことになります。
これがうるう年のうるう年です。
100で割り切れる世紀の最後の年で調整します。
ところがこれですと1年あたり0.0022日減らしすぎですので
きりの良い400年に一度1日足します。
今から8年前の2000年はその400年に一度の調整うるう年でしたので
2月は普通に29日あって誰も不思議には思いませんでしたが
2000年2月29日はうるう年のうるう年のうるう年という
400年目の記念すべきうるう年でした。
さらに、来年1月1日9時に1秒足すそうです。
 ◆うるう秒=高精度な原子時計をもとに世界中で現在使っている時刻と、
天体の動きに基づく旧来の時刻がずれないように補正する。
ずれが0・9秒以上にならないよう1秒を加えたり、差し引いたりしている。
世界中のシステム関係者はこの一秒を足すために正月出勤だとか。
修正の仕方もいろいろあるようで
☆NTT東日本、西日本は1日午前9時の100秒前から、
時報サービスの「ピ、ピ、ピ」という秒音を100分の1秒ずつ長くして修正する。
光回線を使った電話では午前9時ちょうどの「ポーン」という音を2度鳴らすといい、
担当者は「うるう秒を耳にできる貴重な機会」と話す。