いらない注文をする女 

pasokonryoku2008-01-06

話がそれましたが日本は昭和30年代に入って歴史上無いくらいの飽食の時代へと入っていきました。
一汁一菜だった食卓はその品数を増やしました。
その上真冬にトマトやキュウリのサラダやイチゴのケーキを食べます。
ある統計によると食料の廃棄率が20%前後、
パーティや披露宴などの廃棄率は30%を超えるそうです。
余った料理をタッパで持ち帰ろうとするおばさんたち(我が家もこの中に入る)は嘲笑されます。
必要のない注文をする女は(多くの日本人)たくさんいるのです。
余分にたくさん料理を並べることをもてなしとする考え方は
その女の親の代から受け継がれているのです。
「出された食事は全部食べる」「作った食事は全部食べる」を
信条としている筆者からすれば、なんともったいないことか。
最近では学校給食も「お残し」が許されるようで、
「食べ終わるまで昼休みはなし」が当たり前だった筆者の時代とは様変わりしています。
身近なところで、筆者の姪は口に合わないおかずを平気で残します。
「もったいないから食べなさい」と言っても、
「だってもうお腹一杯なんだもん」と言い残して遊びに行ってしまいます。
日本で1年間に残飯として捨てられる食料は家庭から1千万トンです。
業務用の食料廃棄も1千万トンともいわれています。
コンビニでは陳列棚の見栄えをよくするために常に余分に並べておくそうです。
当然余分は自動的にゴミになります。
災害や紛争などの地域への食料援助は世界で500万〜700万トンです。
人道的にも我々の廃棄量はもったいない話です。
さらに日本の食料輸入は6000万トン、当然化石燃料を使って世界中から運んでいます。
その三分の一を廃棄して化石燃料を使ってそのゴミを運び、
さらに化石燃料を使って焼却処分をしています。
二酸化炭素を削減しようとかいくらきれい事を言ったって
この状況を見て世界の誰が信用してくれるでしょうか。