水素エンジン車、耐久レース完走、トヨタ量産に向け始動

アホは環境にいいだの燃費がいいだのとわかったような事を言う。
本当に環境を考えるのなら自給自足生活をしろ。
完全ではなくても、エネルギー消費は昭和30年代程度にすべきだ。
それをハイブリットだからと2トンもあるHVミニバンを400万500万で購入していいことした気になっている。
間違いなく環境に悪い。
ヨーロッパでは電気自動車が増えつつある。
いずれ多くのクルマが電気エネルギーを大量消費する時代がやってくる。
それは本当に環境にいいクルマ社会なのだろうか。
クルマ社会で言えば、みんな同じような電気自動車になってクルマとしての文化は継承できるのか。
みんなミニ四駆みたいで本当にいいのか。
トヨタが出した答えが水素エンジンである。
ポイントは内燃機関であるということ。
クルマ社会、クルマ文化の根底にある考え方だな。
燃料をシリンダーの中でいかに効率よく燃やすか、である。
そう考えると電気自動車は自分はエネルギーを持たず常に外部からエネルギーをもらう、考え方としては蒸気機関(外燃機関)である。
もちろん外燃機関の外とは発電所のことだ。
つまり電気自動車は効率が悪いということだ。
こういう話は聞かないけど、電車のように蓄電池を持たずに架線からパンタグラフをとおして電気の供給を受けるシステムと蓄電池に充電して同じ運転をする場合の電気量を比較するといい。
電池には内部抵抗という理論的に避けられない無駄が生じている。
ここ10年の電池の進化には目をみはる物があるが、それでも効率は電車に比べるとかなり悪い。
実際にEVの充電を調べると最低20kWh、中速で50kWhとある。
20kWhとは20000W、100V電源で時間200A、50kWhとは5万Wh、500Aである。
それを数時間充電して半日しか走らない。
内燃機関にも熱効率という魔物がいて30%台といわれる。
内燃機関に勝つためには、鉄道のように道路に電気を流してそこから給電してモーターが回るというのがベストだ。
一昔前のトロリーバスだな。

話がそれたが、
トヨタ内燃機関への情熱は素晴らしい。
アメリカのレースで使われるアルコール燃料、そしてトヨタの水素燃料。
EVを環境の救世主みたいな扱いで推し進めることは危険な発想だ。
昭和30年代40年代の原発推進と似たようなもの。
原発の廃棄物と一緒で大量に廃棄されるであろうEVの電池の処理についても明確なビジョンが見いだせない。