北九州市小倉南区のマクドナルド322徳力店で14日、中学生の男女2人が男に刺され死傷した事件で、腰を刺され入院中の男子生徒(15)の傷が、致命傷になりかねない深いものだったことが16日、捜査関係者への取材で分かった。
というYahooニュース。
未来ある若い命がいきなり切り捨てられるというのは他人であっても心苦しい。せめて暴走族の仲間割れなどの反社会的な行動をしていたのなら納得もするが、勉強の帰り道というのだからなんとも。犯人になんの酌量の余地はないだろう。
と、感想を言うだけならそれでおしまいなのだが、同年代の子供を持つ、持ったことがある親の意見をきくと、殺人ではなくても心配は多いと言う。その一つが塾の終了時刻、中学生は下校が16時過ぎになることが多い。とすると受け入れる塾は17時スタートでは家の近い生徒しか間に合わない。どうしても17時30分とか18時スタートになってしまう。休憩挟んで2時間としても20時終了になる。授業の後質問やら補習やらで21時になることもある。女の子の親となると心配なのだそうだ。私はそういう女の子の家庭の家庭教師をしたこともある。
今回の事件は20時30分頃ということなので中3の塾としては比較的早く終わっている。被害者の中学生はまっすぐ家に帰らずにマックに寄り道したということだ。今どきマックに行くことなど寄り道とも思われなくなっているが、彼らの行動を見ると座席を確保してマックで時間を潰すつもりだったらしい。こうなると完全な寄り道だわな。寄り道する生徒が全員というわけでもないのだが、20時過ぎて歩いている中学生は犯罪面で考えれば被害者にも加害者にもなりうる。
私がバイトしていた塾はマイクロバスで送迎するシステムがあった。親も塾も今回のような事件に巻き込まれないようにする方向なのである。