石破首相のマナーに物議

石破首相が人差し指をお茶碗のふちに引っ掛けて持ち上げ、箸をクロスさせてご飯を食べる動画がXに投稿された。しかも、肘をつきながら食事をしている。
というYahooニュース。

この食事のマナーに関しては私も嫌な思い出しかない。
学生時代に同級生から、就職して先輩から、結婚して嫁さんから、はしの持ち方など言われ続けてきた。恥ずかしい話だし、子供に言える話でもない。30歳くらいのとき、フレンチ作法教室で上着を来ていなくて怒られたこともあった。
私がそれで学習したことは「たいしてうまくもない食事のために作法を振り回すのは無駄なこと」である。牛丼屋やファミレスではしの持ち方の話を聞いたことがない。まあ、ファミレスは違う意味でたちの悪い客が問題になっているが。
たいして能力も権力もない人間が作法について噛みつくというのがだんだんわかってきた。それなりの人格や経験のある人がいちいち食事の時に良いの悪いのと言わないだろう。あまりにも不衛生もしくは迷惑な行為ならおおいに文句注意すべきだが。
私は石破のことを悪くいうつもりはない。それでも総理になれたということのほうがすごいと思う。ただし、これからは皇族や海外要人と食事をすることもあろうから、多少嫌な思いをするかもしれない。ただ、このニュースのように石破の弱点を見つけたかのような物言いはないだろう。なんたって総理大臣になったのだから。私の知る限りでははしの持ち方が悪いなどと物言う人は実家は金持ちいい家柄だったが今となっては平均以下の生活や境遇になっている人だ。ある意味可愛そうな人たちなんだな。
私が知っている私のマナーを注意した人(決して悪い人ではなく世話になったいい先輩)は豪農が実家、ところが30前後で難病になり跡継ぎ問題で退職して実家に、風の便りで体調が悪いと聞いただけで音信不通。多分お金には困っていないだろうが心豊かな生活ではないだろうな。