推定投票率 53.84%は実は自民党にはいい数字、戦後ワーストの数字。
数字が低いと無党派層の数字がカウントされないので各党の支持者の割合が多くなる。それが自民党には有利なのだそうで、昔失言大王の総理が「選挙の日は寝ていてくれ」といって話題になった。
今回も50%程度なので自民党圧勝のパターンのはずだったが、それにしても今年に入ってのイメージが悪すぎる。最後に2000万円でダメ押し。石破はもっと裏金議員を口先だけでも強く批判すべきだった。ついつい仲間内が頭をよぎってうまく言えず、お金もうまく使えなかった。小選挙区も比例も減らしてしまった。おかげで野党は戦いやすかった。今までみたいに○○無償化などの絵に描いた餅だけでなく、裏金批判、税金の無駄遣いみたいな論法で戦えた。
おかげで、当確速報もいつもなら8時台に大勢が決まってしまい残りの放送時間を会話やインタビューでつなぐしかなかったが、今回は11時過ぎても100議席が決まっていなかった。そして、朝になって知ったが与党過半数割れだそうだ。
アベノミクス以降過半数を確保していて、強い自民党であった。本当に残念なことだが総理を変えたり議員を若返らせたりして変化をつけて多数の力でいいことをいくらでもできたのに、マイナスな話ばかり、ある意味過去の独裁政権の末路みたいなものが垣間見えた。
私の周りの話だが、原付バイクの規格変更に世界に遅れて10年以上もうじうじごねてようやく今年になって規格変更決定、そのかわり誰も望んでいない電動バイク無免許はすぐに決定、コメが1.6倍に値上がりしても「適正価格」といい切る。企業や農家だけで選挙すれば自民党は圧勝だが。選挙権のある人は自民党と仲良しのお金持ち準富裕層以上は国民の8%程度。アッパーマス層から下は物価高にあえいでいるわけで。目線が鉛筆で候補者の名前を書く人たちとズレているのだよね。