新富裕層はどんな人? 事業、不動産投資、暗号資産など「令和の金持ち」の実態
というYahooニュース。
最近退職して思ったのが、お金のためとはいえなんであんな嫌な思いをして働いてきたのだろう。と言う事。
中高年になるまで「仕事をいただけるなら何でもやります」とほぼ便利屋。他部署、他業種にまで手を出して、遠距離通勤も我慢した。スカイツリーから10km県内の自宅からズーズー弁の人たちの職場まで何年も通ったり、昼間の仕事の後20km以上離れた家で家庭教師、大学で助手をやったときも半分以上は掃除と機材の整理、転勤で業種が変われば立ち位置は親子ほど年下の新卒者と同じ、そして同じ作業。ということは親子ほど違う若者と同じ運動量。頻繁にクレームが入り上司に呼び出されてブチブチイヤミをいわれ。
あるときは民間企業、あるときは県の公務員と身分もしょっちゅう変わり、年契約で毎年転勤。大腸に腫瘍ができたり胃に潰瘍ができたり適度以上に身体も壊した。
年契約が悪いわけで、一箇所に腰を据えて頑張ったほうが、とも思ったし最初はそういう就職だった。しかしながら、そういう採用で職場が自分に合わないときの苦しみはネットでも多く語られている。
じゃあ、PCと理系の能力を活かしてシステムエンジニアなどに転職しようとしたこともある。すでにその仕事をやっていた学生時代の友人に相談したところ「やめたほうがいい、僕の身体をみろよ」と反対された。友人は身体を壊して苦しみ、50代で早死してしまった。
というわけで、一攫千金や発明品が大当たりや投資が大成功というまぐれ的な富裕層ではない、原則サラリーマンをやりながらの資産形成は大変である。我が家はDINKSゆえ、節制した生活をしていれば資産は増えやすい体質なのである程度上位に来ているが。
次のポイントは幸福度だそうで、貯めたお金をどう使うかが本当の富裕層かどうかを決めるというコメントが有る。よく〇〇詐欺にあって、宗教に入れられて、何億も損したという話をニュースで聞くが1億以上持っていれば富裕層なのに彼らは富裕層に見えない。幸福に見えないのだよね。
私の両親もなんとか2000万3000万の貯蓄はあるらしいがマッチ箱のような小さいうちはゴミ屋敷。お金は貯めるだけで子供や孫に死んだら余分に相続させてやるとマウントをとるための道具としてしか機能しない死金だ。彼らは天国へ持っていくつもりなんだろうが。すでに介護施設に入って、そのお金は毎月順調に引き落とされている。彼らは噛みやすい薄味の食事を毎日食べて窓の外には出ることなく(暑いせいもある)頑張って貯めたお金を消費して生きている。
タンス貯金やへそくりは死んだ後家探しして見つかればラッキー、そうでなければ解体業者の懐に入ってしまうのか。
頑張って貯めたお金を大切に有効に死ぬまでに使うのは大変むずかしい。
我が家には子供もいないので適度に動けなくなったところで自発的に施設に入って嫁さんに迷惑をかけないのが私の大切な老後だ。
施設に入るということはすでに大好きな車・バイクの運転ができない。目が悪くなれば、4Kテレビや高級カメラはいらない。耳が悪くなればドルビーアトモスもJBLスピーカーもいらない、手先が不自由になれば飛行機模型やガンプラもいらない。私の老後はすべてを捨て去ることから始まる。また施設にいる人と上記の私の趣味を話せるのか期待できない。ので友達ができず話し相手もいない。
私の大切な老後はダークサイドである。