新紙幣に飛びつくアホ

新しいもの好きは私である。
デジモノは常に新しいものの勝ちである。飛びつく価値はある??
私が飛びつくのはデジモノの場合は新しいフォーマット。
カセットテープからCD、そしてMD、ほとんど初期の高価なものを購入した。
昭和の終わり、テレビ放送がステレオになるとすぐにステレオ対応のビデオデッキを購入。
すでにこの頃にビデオテープのHIFI録画が出てきた。初任給と初ボーナスでベータHIFIを購入。後にVHSもHIFIになりすぐに購入。
同じ頃、出てきたのかドルビーステレオ、フロント2chとリアchに音を分離できる、スターウォーズなど70年代終わりごろのハリウッド映画から対応してきた。買った。
次に高画質化でS-VHSやハイバンドベータが登場、家にあっち複数台のデッキをすべて入れ替えた。
90年代に入るとブラウン管ながら横長のハイビジョン対応テレビが出てくる。速攻で購入。32インチのブラウン管は重たかった。
90年代後半にはDVDというフォーマット。なんと録画もできるという。初号機を購入した。
2000年代、いよいよハイビジョン放送が始まる。同時にHDDレコーダーが発売。
同じ頃ブルーレイディスクが発売、2000年代後半にはBDレコーダーが標準になる。
90年代後半からカセットテープの廃棄、2000年代後半からはベータやVHSのテープの廃棄が始まる。1000本以上あった。
そして当時夢の技術と思っていたDVD-Rの廃棄が始まった。全てBDに置き換えていった。
苦労して購入して、録画してコレクションした男はつらいよやエイリアンやBTFなど全てゴミ箱である。
こういう技術モノは新しいフォーマットが出ると古いものはいらなくなる。

話がだいぶそれた。
今日のテレビは新紙幣発行で騒いでいる。確かに新しいお札には興味津々。
しかしである。新しいお札はほんの数年で入れ替わってしまう。経済というのはそういうものだ。つまり、新紙幣をありがたがるのはほんの数ヶ月。1年も経つと旧紙幣が懐かしくなる。そして3年後には旧紙幣が財布にあると保存しようとなる。
アホが並んで新紙幣に手数料支払ってゲットしているということ。私ならこの際旧紙幣を大量に保存しようかと考えている。
とりあえず200万ほどおろしてきた。