半額シールの貼られたお肉

半額シールの貼られたお肉をカゴに入れたら、見知らぬ客が
「恥ずかしくないですか」と言ったそうだ。
というネットニュース。

うーん、ほぼ生活の半分を『半額シール』に頼っている我が家としては微妙である。
というのも、半額シールが貼られる時刻にスーパーに行くとそれを狙っていると思われる集団がいるのである。自分がそうにも関わらず同じ行動の他人を見ると「コノヤロー」と思ってしまうのが恥ずかしい。
もっと言うなら、定価でホイホイカゴに入れられる経済的な余裕が欲しいわけで。お刺身など半額でなければ1人前400円500円するわけで、そんな贅沢をするほど我が家は豊かではない。たちの悪いスーパーだと半額のお肉はすでに表面が黒く変色している。持ち帰って裏側を見れば「ああっー」である。それでもありがたく焼いて食べると言うのが悲しい、恥ずかしいのである。
同僚も私のことを変人扱いする。趣味にかけるおカネでもっと美味しいものが食べられるではないか、というのである。でもねえ、定価で購入したぶん好きな写真や好きな旅行や好きな飛行機をあきらめて「ああ美味しい」と満足に浸れるのか。
12月31日夜8時過ぎ、スーパーへ買物。スーパーは元日が休みのため生鮮食品は売り切る、ハズ。半額シールのついた高級牛肉をたくさんカゴに入れている家族がいた。私らは元日と2日ぐらいまでの刺し身などの食品をゲット。年末に正月だからと高級食材をカゴに入れる人が多い、普段はそんな買い物しないのになぜか年末年始になると気分が大きくなり無駄に食材を高額で買い漁る。私はそちらのほうが『恥ずかしい』と思ってしまう。
直近では「恵方巻き」、あんなものを特定の日に食べたからと何が変わるわけではない。いつもより高い金額のものを買ったくらいで幸せになれると思ったら大間違い。そんな安易な人たちのほうが人生に失敗しやすいとさえ思ってしまう。一昔前のような売れ残り恵方巻大量廃棄みたいな無駄はなくなったとは言っているが。あんなものを1つ700円も出してありがたがる方が無駄のような気がする。
すでに恵方巻を予約している、もしくは楽しみにしている皆さん、決して悪意はありません、気を悪くしたらごめんなさい。