昨日は雲が多かったが日の入り近くでは青空が見えた。
というわけで見つけにくい細い月を見つけて撮影。
一昨日の金星と月もついでに。
政府ではゴリ押しのマイナンバーカードについて、「デジタル化を進めている」と言う。そうすれば業務の効率化で経費節減ができる、と息巻いているのだけど。このセリフ、民間では1990年代に盛んに言われていたことだ。PCが職場に入りいよいよ実用化というところでMS-DOSからwindowsに変更するときに「トヨタはMS-DOSを使い続けている」というネタがニュースになった。そんな時代からもうすぐ30年というところでの「デジタル化」だそうで。今まで何をやっていたのか、という方に興味がある。
私も公的機関で仕事をすることが多いのだが、デジタル化しているとはいえ異常な数の文書が送られてくる。結局サーバーに文書を振り分ける作業と必要な(本当に必要なのかは別だが)文書を紙に印刷して検印が押されてデスクに乗っかっている。社員のデスクにはPCが乗っかっているのに、やっていることは紙媒体の時代と変わりない、郵便のかわりにeメールになっただけだ。デジタル化はそんな手前の話ではないのだけど、なんとも。
保身と出世しか頭にない役人公務員と新規事業を企画、議会を通すたびに多額の予算の一部がポケットに入る議員の考えることは、業務を効率化ではない。どうでもいい体制に影響ないことをもったいぶって業務として仕事をしているふりをすることだ。もし、本当に業務が効率化されれば最初に切られるのは、くだらねー文書を深夜まで残業して作って「重要」と表題に書いて馬鹿みたいに支所出張所に送り続けている人たちだから。