円安で値上げ

その1 ミスタードーナツマクドナルド値上げ
人気ファストフードが値上げだそうだ。マクドナルドは今年2回めだとか。
本来なら競争だとか客離れとかでなかなか値上げしにくい業種だが、スカッと値上げである。もちろん社会情勢が、という理由なんだけど今年ほど社会情勢が悪い年も珍しい。値上げと言ってもほかもみんないっしょではないか。と、お気軽に値上げできたのである。社会情勢に感謝である。特にマクドナルドは低価格路線でデフレを乗り切ってきたが、利益率の低下に悩んでいたわけで。社会の同意が得られるのなら、とばかりにハンバーガーは1年前の1.5倍の150円である。
よかったよかった。

その2 円安
日本は資源が少ない国、資源は外国から輸入して、それを加工製品にして高く輸出することで。小学校で習った。つまり円安のほうが儲かるわけだ。ところが日本の工業力は20世紀のまでの輝きはない。中国やインドネシアベトナムやタイに追い抜かれている。日本の輸入は国内で消費されるぶんでしかない。となれば輸入価格が上がる円安はよくないということなんだな。
それでも政府は公定歩合を据え置きにして円安を容認するのは、昭和からの円安で儲かる企業に肩入れしているからなのだろう。一部の輸出企業は円安でボロ儲けだ。その人達のための国策なんだろうね。
金持ちのための政治、と言うのは昔からのことである。

その3 “動員令”への抗議デモ…ロシア
そもそもが戦争を始めたときからロシアはピンチである。このご時世に昭和のような戦争をおっ始めるとは。それでも独裁国家の恒で民衆を圧迫しながらここまでやってきた。ところが、ウクライナへの武器支援が、さらにロシア軍の消耗が、そして国際世論が、とロシアをじわじわと締め上げる。そして極め付きが今回の動員令、アホのロシア国民でも流石にこれはまずいと知ったのであろう。報道のとおりである。
反体制派やデモの参加者を数千人拘束したとしているが、今の情報社会である。今さら情報統制して「言うことを聞け」というのも時代遅れだ。ロシアは再度民主化してソビエト連邦になるのか。
戦争が終わればウクライナには西側の資本が注入されて以前より豊かな国になる。かな??

さらに、戦争をいいことに小麦の値上げで甘い汁を吸っていた奴らがあぶり出される。もちろん役人も含まれる。小麦価格は下がり値上げを誘導していた奴らは大損害。同様に借金してまで便乗値上げを期待して倉庫に物資を積み上げていた奴らは軒並み破産だ。1990年代の米騒動みたいだな。