台風14号は飯塚市付近、と地震

見たこともない猛烈な台風、と気象庁担当が言っていた。ニュースを見ているとどのチャンネルも同じ投稿動画を使いまわししている。大規模な土砂災害や人的被害が起きた様子もない。自動車が木の葉のように転がる映像もまだない。本土での風速も瞬間で30m/s程度で暴風ではあるが想定内の強さである。
特別警報を出すレベルだったのか、特別警報を出したから被害が最小限だったのか、これから検証がされるのだろう。

もう一つ
台湾地震が気になる。

フィリピン海プレートユーラシアプレートの境界にある海溝で起きていると推測されるのだが台湾独自の事情がある。
その1 プレート境界が不連続
台湾に向かって琉球海溝フィリピン海溝が交差している。この海溝が台湾本島に接していて台湾は崖っぷちに立っている感じになっている。不連続な場所は当然エネルギーが溜まりやすい。
同じ琉球海溝と接している沖縄で震度6の地震が頻発することはない。
その2 海溝が近い
日本海溝で3.11が起きたが陸地から少し離れている。海岸線から海溝までなだらかな海底がある。大陸棚。ところが台湾には海溝までの余裕がない。M6程度の震源でも震度6まで揺れてしまう。
その3 台湾地震のサイクル
震度6程度の地震が比較的短いサイクルで起きている。多分20年30年周期ではないか。元々がフィリピン海プレートの動きが早い。他にどんな要因があるのか。
その4 南海トラフ
琉球海溝南海トラフはつながっている。今の科学ではその関連や地震の予測などできないのだが、メカニズムとしてはいつ地震が起きてもおかしくない。
記録をみると関東大震災は100年から200年周期なんだけど南海トラフ周辺の地震はもう少しサイクルが短い。戦争中1944年昭和東南海地震、1945年三河地震。その前は1854年安政東海・南海地震、90年で活動している。プレート境界ではないが濃尾地震が1891年に起きている。