今日の東北地方の地震

朝の地震は通勤中で気が付かなかった。
とは言っても関東地方では1程度。
昼過ぎの地震は岩手青森県境で大きく揺れたらしい。
3.11の余震かどうかなど大した問題ではない。
まず朝の地震
ずいぶん沖に震源がある。
ここはちょうど日本海溝、3.11の震源域でもある。
深さが10kmなので日本海溝のすぐ下。
典型的なプレート境界型である。
となると、津波の発生が気になるところ。
マグニチュード6.9はけっこうな大きさだったが
津波を起こすにはエネルギーが足りない。
次に昼すぎの地震
こちらは陸地に近いところ、深さ50kmということで津波は起きにくい。
プレート境界型ではあるが潜り込んだ深いところで起きたものと考えられる。
地面までの直線距離が近いため限定的だったが大きく揺れた。
M5.7程度で良かった。
この位置でM6.5を超えてくると直上の地上では震度6クラスの大地震となる。
半径50km程度の範囲の揺れなので、直下型といえなくもない。
太平洋プレートは年間5から8cm程度動いている。
場所によっては10cm近くなることもある。
3.11の震源域から外れているこの地域では、余震というよりも
新たな日本海溝の破壊も考えられる。
50年前の十勝沖地震震源あたりにエネルギーが蓄積されているか。
年間でプレートが10cm動くとすれば50年で5mである。
海底での断層が破断するときに勢いをつけて壊れるとすれば
海上で5から8m、海岸では10mを超える津波が予想できる。
期末考査が地学分野の皆さん、こんなのはいかがだろうか。
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