関東地震


今日の関東地震茨城県南部を震源とする震度4という発表。
ちょうど建物の中で立って作業していたが、数十センチ落ちたような振動だった。
それも数秒程度。震源が近いか真下という印象だった。
今回は数秒、震度3程度で済んだが、もしそこから断層の破壊が進んだとすれば関東圏はとんでもない直下型地震になるところであった。私も震度5以上の揺れを覚悟した。
ところが、実際は震源以外での断層は起きなかったようで揺れも数秒で収まったわけだ。
さて震源の深さだが40kmと発表、後に50kmと修正された。
茂野博図によると関東平野では50km前後にプレートの境目がある。つまり今回はプレート境界型であることがわかる。この図はフィリピン海プレートとの境界で3.11の太平洋プレートとの境界はもう少し深いところにある。そう考えると4つのプレートが重なる関東地方は3.11のような東北太平洋地震と大正に起きた東南海地震の2つの恐怖がある。関東地震の周期は100年ちょっとと言われている。東南海地震もいよいよ危険水域に入ってくる時期である。
さらに予知不能活断層地震の危険も利根川水系にはある。
流石にドラマのように関東沈没とはならないにしても十分危険である。そのドラマでも触れられているが、伊豆諸島のプレート境界での火山活動がこの10年活発になっている。昭和の終わりから平成にかけて伊豆大島三宅島が大噴火した。このときは噴火に気を取られて地殻変動にまで論が及ばなかった。3.11以降小笠原や奄美で大噴火があった。これもホットスポットのもので直接地震とは関係ないのか。ドラマを見てから異常に気になるのである。