川の中州と花火大会

6日、滋賀県東近江市で川が増水し中州などに、一時50人が取り残されました。沢登りツアーのために集まった人たちだといいます。
という全国ニュース。
この近くでもキャンプに来た親子が救助されたとか。

山岳遭難や海難事故でも多くの血税と救助に関わる人の労力を使って助けてもらうわけだが。津波や河川の氾濫などで落ち度のない人たちが遭難してしまう場合は問題ないのだが、川の中州に住んでいる人などいるわけがない。そこにいたことが問題なわけで。
好き好んで川の中州にいる人をわざわざ血税を使って助ける必要があるのか。中洲で水が引くのを待てばいいのではないか。こういう人たちはぜひとも先人の教えをネットなどで学んでほしい。検索は「玄倉川水難事故(くろくらがわ)1999年」である。多くの助かるはずの命が奪われた。身勝手な理屈で中洲に居座って子供の命まで奪ってしまった悪い大人たちの話である。この記事を読むと川の中州に取り残されるというのは重大な落ち度であり、人の命を軽視する行為なのである。ぐらいの報道をしてもいいのではないかな。大人が故意に子供の命を危険にさらすというのは悪いことなのである。危険とスリルを楽しみたいのならチンピラだけでやってほしい。

もう一つ
筑後川花火大会の流れ弾が5日、学校の敷地に落ち弓道場が全焼した。
という全国ニュース。
中国やアメリカなどの動画ニュースでよく花火の暴発が紹介されるが、日本では珍しい。まして、不発弾が屋根に落ちて火災を起こすなど聞いたことがない。
私は人がたくさん集まるお祭りとか花火大会などは全く興味がない。子供の頃母親に連れられて江戸川の花火を見たときは感動したが、往復の長時間の徒歩はうんざりしていた。そもそも歩くのが嫌な人はお祭りには向いていないけどね。
基本的に花火大会が行われるような土地に住む人で花火が嫌いという人はいないだろうからちょっとぐらい学校の施設が燃えたくらいで文句を言う人もいないかな。
渋谷のイベントのニュースでよく取り沙汰されるのがポイ捨てゴミの量、花火大会などの大型イベントになれば沿道のゴミの量も大変なことだろう。

ちょっと話はズレるが、春のお花見の頃、上野公園のゴミ捨て場がよくTVニュースで写る。ちゃんとゴミ箱に捨てました、と言うのは学校でも習う美徳とされているわけだが。ゴミ箱のゴミを誰がどうするのかもちゃんと教えるべきなんだろうな。ゴミ箱に捨てれば自分の手からはゴミは消えるが、ゴミ自体は永遠に消えないのである。質量保存の法則である。さらに焼却処分されたゴミは二酸化炭素になって温暖化をすすめて今年の異常な酷暑や豪雨災害につながっている。そもそも無料で楽しんでゴミの処理は地元に頼むという時代もそろそろ変わる時期ではないかな。
鉄道や高速道路でのゴミ箱に弁当のゴミを捨てるのはサービスの一つと思うが、上野公園や花火大会での弁当のゴミの処理は誰が何の予算ですべきなのか。イベントの管理者はより厳格な計画と責任の所在を事前に発表すべきだ。